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ドラゴンボート初心者マニュアル

  • 1使用する用具について

    ドラゴンボートには、様々な用具があります。
    まず、船首に龍頭(りゅうとう)と船尾に龍尾(りゅうび)が付いています。
    また、船首には太鼓と椅子がセットされ、船尾には、船を操船する舵棒が付いています。
    船の底の部分は船底、船の側面の上部はガンネルと呼んでいます。
     
    20人漕ぎのドラゴンボートの重さは、250kg、長さ12.4m、幅は1.16mです
    10人漕ぎのドラゴンボートの重さは、170kg、長さ9.0m 、幅は1.16mです
    選手が水を漕ぐ櫂(かい)は「パドル」と呼んでいます。木製からカーボン製まで主に海外のメーカーが販売し、日本ドラゴンボート協会のHPから ご紹介することができます。
    船を左右に操作するのは、船尾についている「舵棒」で行います。
    舵棒は、ほとんどが木製で、長さは2.5mほどにもなります。
    (10人漕ぎは、スモール艇 20人漕ぎは、スタンダード艇です)
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  • 2乗船する前に

    船に乗船する前に、各自の健康チェックをお願いします。
    まず、心臓にペースメーカーを入れている方や小学低学年の方は、安全上 乗船することができませんので、ご注意下さい。身体障がい者の方は、特殊な椅子を装着して、参加する場合があります
    ドラゴンボートは、レース艇ですので、転覆する場合も考えられます。
    各自、水に濡れても良い服装で参加下さい。肘、膝が見える半ズボン、半パンがお薦めです。着替えは、各自ご用意ください。裸での乗艇は禁止、また、刺青やタトゥは衣服で覆いましょう。
    準備ができたら準備運動を充分に行います。
    まず、肘、膝、首、足首をしっかり回し、事故防止のためにもストレッチを充分に行ってください。スタート前には水分は充分補給しておきましょう。 夏場は、塩あめなど塩分を取って熱中症予防にも気を付けてください。
    飲酒は禁止、飲酒した人が一人でもチームにいるとチーム全体が、失格となるのでお互い注意しましょう。
    (チーム全員で入念にストレッチをしよう!)
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    では、パドルを持って実際に漕ぐ順番に並びましょう。
    右の1番前から1番、左の1番前が2番、2列目の右が3番、2列目の左が4番で、10列目まで20人が左右に整列します。
    この時、各自パドルを漕ぎやすい側に座るようにしましょう。
    また、左右の体重のバランスを考えることも船がまっすぐ進むためにも重要です。
    それでは、各自パドルを持って、フローティングベスト(救命胴衣)を着用してください。
    安全対策上、フローティングベストの着用は義務付けられております。
    ジャケットのジッパーは一番上までしっかりと止め、背中の股紐を通すことも忘れないで下さい。
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    右側の人は、左手を上にグリップを上から握って、
    右手は、パドルのブレード(平らな部分)の少し上を軽く握ってください。
    左側の人は、これと反対で、右手を上に、左手を下にして、パドルを握ってみてください。
    まず、船に乗艇したつもりで、陸上で漕いでみましょう。
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    太鼓の音か掛け声に合わせて、「イチ、ニ」「イチ、ニ」と最初はみんなで声を出して、「イチ」でパドルを前に入れ、手前に漕いで、「ニ」でパドルを抜きましょう。
    掛け声は、チームで考えて「ソーレ、ソーレ」などでも結構です。
    大会では太鼓の音が聞こえない時があります。太鼓の動きをしっかり見て全員で合して漕ぐ事が重要です。
    前進する時は、パドルは「前から後ろへ」、バックさせる時は「後ろから 前に」パドルを動かします。
    船を停船させる方法は、パドルのブレードの部分を全部水の中に入れてください。この時の太鼓の合図は細かく連打します。
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  • 3乗艇しよう!

    では、実際に船に乗込みましょう。
    乗艇の際は基本的には「裸足」ですが、底の平らなマリンシューズはOKです。
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    パドルを持つ手にグローブを付けていただいても結構ですが、パドルと手を固定することは違反ですので、ご注意ください。
    乗込みの順番は、最初に太鼓手(ドラマー)と舵取り(ステアーズマン)。
    次に前から順に1番の選手から1人ずつ乗込んでください。一度に乗船すると船は、簡単に転覆してしまいますので、ご注意ください。
    一度座ったら立ったりしないで、尻を椅子の縁(へり)に付けるように座ると船のバランスが安定します。
  • 4漕ぎ出しましょう!

    では、実際に漕ぎだしましょう。
    太鼓の音に合わせて、漕いでみてください。
    勝負に勝つには、「全員が息を合わせる」ことが最も重要です。
    (ブレードが隠れるくらいに漕ぎましょう)
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  • 5スタートの練習をしよう!

    では、実際のレースを想定して、スタートの練習をして見ましょう。
    実際のレースでのスタートのコールは、英語で行います。
    これは、ドラゴンボート競技を統括する国際ドラゴンボート連盟(IDBF)のルールに則って行っています。
    スターター(発艇員)は、各艇がスタートラインに並んだのを確認すると、「アーユーレディ」「アテンション ゴー」の肉声でスタートさせます。
    皆さんもスタート練習では、「アーユーレディ」「アテンション ゴー」とコールしてスタート練習を行いましょう。
    レース終了後、下船したら他のチームの戦いを互いに称えあいましょう。
    その他、練習会やレースに参加する場合は、手荷物や貴重品の管理には充分ご注意ください。大会などでは、選手に紛れた専門の窃盗犯が潜んでいる場合もありますので、どなたかが、責任を持って管理されることが必要です。
  • 6お疲れ様でした。

    その他、詳細の競技ルールなどは、(一社)日本ドラゴンボート協会の公式ホームページをご覧ください。
    スポーツができることへの感謝の気持ちを持ち、チーム・選手同士が楽しくそして仲良くドラゴンボートを楽しんで頂きたいと思います。

2015年9月

(一社)日本ドラゴボート協会